我々の提出した申立書や事情説明書を読んでの姉からの回答および要望書が弁護士を通じ、冷静に読んで下さいと言う言葉を添えて届く。
その文面をきょうだいで読み、皆怒りに震える。
一言でいうならば、男きょうだいは父と母の面倒を見る事を拒否し、その上、父が存命中に生前贈与をそれぞれ受け取っている為、遺留分は全て認めないと言う内容であった。
長男は父より、400万円受領していおり、二男は現金100万円+二男の息子が大学合格後50万円受領、私に至っては父の最後に住んだ家の土地の贈与と、私の自宅の土地の購入金、母の通帳より110万円、私が面倒を見ていた際の50万円、父より事業を引き継いだ際の出資金約250万円をそれぞれ受け取っていると言う内容であった。
その証拠として、姉は父の付けていたと思われる帳簿のコピーを添付していた。
それぞれのきょうだいの言い分は
長男は400万円は父からの借り入れで返金済み。
二男は100万円は知らない、二男の大学合格祝いは二男にやってる
私は父の最後に住んだ土地は贈与を受けているがその他のお金はまったく身に覚えの無いお金である。
一言で相手からの文面を書いたが、中身はきょうだいに対しての罵詈雑言+侮辱する内容であった。
弁護士が冷静に読んで下さいと添える意味もよく分かった。
この怒りはきょうだいそれぞれの睡眠を邪魔し、眠れない夜を過ごすこととなる。
この日はきょうだいの言い分を確認し、明日弁護士へ連絡を入れる事とした。