とにかく、通知方法は分かったので、通知内容を考える。
要点はとても簡単で、タイトルに「遺留分減殺請求通知書」と書いて、受取人に姉の名前を書く、そして、内容に、遺留分を侵害しているから、遺留分減殺請求権を行使しますと書き、通知人として自分の名前を書くだけでいい。
ただそこでチョット気になってくるのが内容証明郵便の送付方法である。
用紙の大きさや記載する用具は何でも可能ではあるが、文字数や行数での縛りがある内容証明の利用条件。
そして配達証明まで付けると意外と料金も高い。
一通増えるごとに260円も増えるのである、何とか一枚で済ませたいと考えるのが貧乏人の性なのだろうか。微妙に高すぎてチョットイラっとする(笑)
そして、きょうだい3人分まったく同じ内容の通知書が出来上がり、後は送るだけとなったが、とりあえず、きょうだいに内容は知ってもらっておこうと、FAXを送付する。
すぐ返事もあり、内容は確認したとの事だった。
ただ、一人の兄から、現金はいらないので、遺留分の対価として、遺産である土地に自身の持分を登記せよと入れてくれと言い出し、その兄の通知書だけ作り直す羽目となり。
内容証明も2ページに渡り案の定260円も追加でかかってしまった。
しかしこのたった260円の追加と通知内容の変化によって、約4年後の結果が大きく変わる事を、我々きょうだいはもちろん、変更を言い出した兄自身、知る由もなかったのである。