我々の提出した申立書や事情説明書を読んでの姉からの回答および要望書が弁護士を通じ、冷静に読んで下さいと言う言葉を添えて届く。
その文面をきょうだいで読み、皆怒りに震える。
一言でいうならば、男きょうだいは父と母の面倒を見る事を拒否し、その上、父が存命中に生前贈与をそれぞれ受け取っている為、遺留分は全て認めないと言う内容であった。
長男は父より、400万円受領していおり、二男は現金100万円+二男の息子が大学合格後50万円受領、私に至っては父の最後に住んだ家の土地の贈与と、私の自宅の土地の購入金、母の通帳より110万円、私が面倒を見ていた際の50万円、父より事業を引き継いだ際の出資金約250万円をそれぞれ受け取っていると言う内容であった。
その証拠として、姉は父の付けていたと思われる帳簿のコピーを添付していた。
それぞれのきょうだいの言い分は
長男は400万円は父からの借り入れで返金済み。
二男は100万円は知らない、二男の大学合格祝いは二男にやってる
私は父の最後に住んだ土地は贈与を受けているがその他のお金はまったく身に覚えの無いお金である。
一言で相手からの文面を書いたが、中身はきょうだいに対しての罵詈雑言+侮辱する内容であった。
弁護士が冷静に読んで下さいと添える意味もよく分かった。
この怒りはきょうだいそれぞれの睡眠を邪魔し、眠れない夜を過ごすこととなる。
この日はきょうだいの言い分を確認し、明日弁護士へ連絡を入れる事とした。
調停の開始⑨
弁護士より、こちらで調査できた部分を用いて調停を起こした際の事情説明書なる物を作成したので目を通して頂きたいとメールが入る。
大まかな部分は読んで字の如く今回、遺留分の請求に至る事情を記したものである。
いつ今回の相続が発生したか(父の亡くなった日)、遺留分算定の基礎となる財産の計算(預貯金や不動産)、そして預貯金の取引履歴から分かった使途不明金、父の財産に含まれている母の財産の分配やその口座からの使い込み部分、あとは姉が把握している残りの財産等の開示。
大きくまとめると上記のような内容であるが、今回の調停の紛争となった理由(姉に遺留分を請求したが支払われない)や最終的なこちら側の希望が記されていた。
実際、目を通して頂きたいとの事ではあったが、私自身どのように進めていけばいいのかすらもわからないので全てお任せである。
正直、第一印象はテンプレートみたいなものはあるのではあろうが、この短期間でこれだけの事情説明書を作成できるのはさすがというほかないと感じた。
そして数日後調停の期日が決まり、期日に来ますか?とのことであったが仕事で都合がつかず、弁護士のみで行って頂く事となった。のちに数回の出頭機会はあったが、全て弁護士にお任せである。
期日に裁判所へ行くか行かないかはどちらでも構わないそうで、実務としては、ほとんど自分等の言い分を書いた書類のやり取りだけであるそうだ。実際、我々も次回相手方の言い分を書面でもらう事となる。それを、1~1.5カ月に一回のペースでやり取りしあうのである。
正直、時間が掛かり過ぎる印象だが、私自身が作文を作っているわけではないので、実際は相手からの言い分を確認し、それに対する自分の言い分を各種法規とも照らし合わせて書類にしなければならないのであるから、仮に本人調停(弁護士を頼まない)であったら、期間が足りないぐらいなのかもしれない。
そして姉は弁護士に依頼はしていないようであるとの報告も受ける。
大まかな部分は読んで字の如く今回、遺留分の請求に至る事情を記したものである。
いつ今回の相続が発生したか(父の亡くなった日)、遺留分算定の基礎となる財産の計算(預貯金や不動産)、そして預貯金の取引履歴から分かった使途不明金、父の財産に含まれている母の財産の分配やその口座からの使い込み部分、あとは姉が把握している残りの財産等の開示。
大きくまとめると上記のような内容であるが、今回の調停の紛争となった理由(姉に遺留分を請求したが支払われない)や最終的なこちら側の希望が記されていた。
実際、目を通して頂きたいとの事ではあったが、私自身どのように進めていけばいいのかすらもわからないので全てお任せである。
正直、第一印象はテンプレートみたいなものはあるのではあろうが、この短期間でこれだけの事情説明書を作成できるのはさすがというほかないと感じた。
そして数日後調停の期日が決まり、期日に来ますか?とのことであったが仕事で都合がつかず、弁護士のみで行って頂く事となった。のちに数回の出頭機会はあったが、全て弁護士にお任せである。
期日に裁判所へ行くか行かないかはどちらでも構わないそうで、実務としては、ほとんど自分等の言い分を書いた書類のやり取りだけであるそうだ。実際、我々も次回相手方の言い分を書面でもらう事となる。それを、1~1.5カ月に一回のペースでやり取りしあうのである。
正直、時間が掛かり過ぎる印象だが、私自身が作文を作っているわけではないので、実際は相手からの言い分を確認し、それに対する自分の言い分を各種法規とも照らし合わせて書類にしなければならないのであるから、仮に本人調停(弁護士を頼まない)であったら、期間が足りないぐらいなのかもしれない。
そして姉は弁護士に依頼はしていないようであるとの報告も受ける。
遺産調査の結果⑧
弁護士へ必要書類や情報を提供後、弁護士の方で3つの金融口座残高や過去10年に及ぶ口座の取引履歴と土地の謄本を取得したとの連絡が入り、その精査の為事務所へ来て頂きたいとの事であった。
後日、弁護士事務所に出向き、挨拶もそこそこに内容を精査していく。
今回分かった内容は
3つの口座の内1つの口座で、姉の使い込みと思われる出金が毎月10万円引き出されていることが分かった。
確かに、父が生前毎月10万円ぐらいを姉に生活費として預けていると言っていた事は承知していたが、父が入院していた期間にもその出金が見受けられ、これは完全に姉が権利外に受領している可能性の高い金銭であった。
そして、ところどころ50万円であったり、20万円などなど出金があり、父の定期証書が一切見つかっていない事も発覚した。
預金に関しては父が亡くなった日の預貯金額は約900万円ほどである事が分かり、葬儀費用も父の口座から支払われていた。
土地に関しては、なぜか5筆ある内の1筆だけ相続を理由に姉に名義が変えられていた。
建物は1つあるのだが未登記の建物であり謄本は取得出来ないとの事であった。
上記調査結果を確認した弁護士より、訴訟を見据えて相手を調停に引っ張り出しましょうとの事であった。
そして、1筆だけ変えられている土地を処分しないよう、スマホのメッセージでも構わないので、「処分をしないよう伝え、売却した場合は法的に対処する」と伝えてみてはどうかとアドバイスを頂いた。早速その場で姉にメッセージを送る。
実際、こちらが調査して、得る事の出来る内容は限られていて、口座からの使途不明金は姉が盗ったのか、父があげたのかも分からないので、姉からの説明をしてもらいましょうとの事で決まった。
ついに調停が始まるのである。
後日、弁護士事務所に出向き、挨拶もそこそこに内容を精査していく。
今回分かった内容は
3つの口座の内1つの口座で、姉の使い込みと思われる出金が毎月10万円引き出されていることが分かった。
確かに、父が生前毎月10万円ぐらいを姉に生活費として預けていると言っていた事は承知していたが、父が入院していた期間にもその出金が見受けられ、これは完全に姉が権利外に受領している可能性の高い金銭であった。
そして、ところどころ50万円であったり、20万円などなど出金があり、父の定期証書が一切見つかっていない事も発覚した。
預金に関しては父が亡くなった日の預貯金額は約900万円ほどである事が分かり、葬儀費用も父の口座から支払われていた。
土地に関しては、なぜか5筆ある内の1筆だけ相続を理由に姉に名義が変えられていた。
建物は1つあるのだが未登記の建物であり謄本は取得出来ないとの事であった。
上記調査結果を確認した弁護士より、訴訟を見据えて相手を調停に引っ張り出しましょうとの事であった。
そして、1筆だけ変えられている土地を処分しないよう、スマホのメッセージでも構わないので、「処分をしないよう伝え、売却した場合は法的に対処する」と伝えてみてはどうかとアドバイスを頂いた。早速その場で姉にメッセージを送る。
実際、こちらが調査して、得る事の出来る内容は限られていて、口座からの使途不明金は姉が盗ったのか、父があげたのかも分からないので、姉からの説明をしてもらいましょうとの事で決まった。
ついに調停が始まるのである。
調停の準備⑦
着手金の納入後、弁護士より連絡があり、調停を申し立てる前に調査や準備をしたいとの事であった。
内容は
きょうだい全員の代理人となる為に、きょうだいそれぞれに委任状を送付したので署名捺印(印鑑証明添付)して返送して欲しい。
父が亡くなった際の預貯金額や、所有していた全ての不動産などを把握したいので、分かる範囲で構わないので銀行口座や土地の地番を教えて欲しい
時間があるのであれば父の戸籍や除籍謄本を役所へ取りに行って欲しい、行けないのであれば弁護士の方で取得出来るとの事
弁護士に依頼してほっとしたのも束の間、やる事が結構多い。
幸い、きょうだいの協力はすぐに得る事は出来たし、父と母の預貯金口座の口座番号まで私が知っていたので問題は無かった。
戸籍などの書類の取り寄せは弁護士へ依頼する事とした。
内容は
きょうだい全員の代理人となる為に、きょうだいそれぞれに委任状を送付したので署名捺印(印鑑証明添付)して返送して欲しい。
父が亡くなった際の預貯金額や、所有していた全ての不動産などを把握したいので、分かる範囲で構わないので銀行口座や土地の地番を教えて欲しい
時間があるのであれば父の戸籍や除籍謄本を役所へ取りに行って欲しい、行けないのであれば弁護士の方で取得出来るとの事
弁護士に依頼してほっとしたのも束の間、やる事が結構多い。
幸い、きょうだいの協力はすぐに得る事は出来たし、父と母の預貯金口座の口座番号まで私が知っていたので問題は無かった。
戸籍などの書類の取り寄せは弁護士へ依頼する事とした。
弁護士への相談⑥
やはり、結論としては遺留分を請求しましょうという事であった。
聞いた話の内容からいくと、我々が相手方から土地や金銭を得ることが出来る可能性が高いのは遺留分減殺請求という事であるという事であろう。
1時間とはいえ、親身に話を聞いてくれる弁護士に悪いイメージは無く、そのまま弁護を依頼する事と決めた。
そのまま弁護依頼をしたところ、弁護士からは、「本当に私でいいですか?管轄の裁判所の近くの弁護士でなくてもいいですか?」など、チョット依頼を拒むような感じの答えであった。
でもそれは、弁護士の都合ではなく、依頼した場合その弁護士が管轄の裁判所へ出向く場合、距離がある為、一回に付き15,000円費用が掛かり我々の負担が大きい事、弁護士との打ち合わせを行う場合、我々が出向くのが大変ではないかという事であり、弁護士は、もうその時点から我々の事を考えての答えであったのである。
その場でその弁護士へ依頼を決めた、見積もりを出しますと言われしばし待つこととなる。
少し待たされ見積もりを出される。
着手金30万円
成功報酬は裁判で得た利益の10%
調停や訴訟で弁護士が裁判所へ出向く場合は1回に付き15,000円
各郵送などの費用は実費
今回受任した場合は今回の相談料は無料
着手金は、調停で決まらず訴訟となった場合も着手金の追加は無し
概ねこのような感じ
後日、弁護士との契約書を送付するので署名捺印して返送し、それまでに着手金を振り込むという事であった。
着手金自体は高額ではあったが、案外手続き自体はとても簡単で、これからは弁護士が代理で請求してくれると思うと一気に気が楽になった。
この気持ちが楽になる気持ちは、弁護士に依頼をした人間しか味わう事が出来ないなんとも言えない気持である。
聞いた話の内容からいくと、我々が相手方から土地や金銭を得ることが出来る可能性が高いのは遺留分減殺請求という事であるという事であろう。
1時間とはいえ、親身に話を聞いてくれる弁護士に悪いイメージは無く、そのまま弁護を依頼する事と決めた。
そのまま弁護依頼をしたところ、弁護士からは、「本当に私でいいですか?管轄の裁判所の近くの弁護士でなくてもいいですか?」など、チョット依頼を拒むような感じの答えであった。
でもそれは、弁護士の都合ではなく、依頼した場合その弁護士が管轄の裁判所へ出向く場合、距離がある為、一回に付き15,000円費用が掛かり我々の負担が大きい事、弁護士との打ち合わせを行う場合、我々が出向くのが大変ではないかという事であり、弁護士は、もうその時点から我々の事を考えての答えであったのである。
その場でその弁護士へ依頼を決めた、見積もりを出しますと言われしばし待つこととなる。
少し待たされ見積もりを出される。
着手金30万円
成功報酬は裁判で得た利益の10%
調停や訴訟で弁護士が裁判所へ出向く場合は1回に付き15,000円
各郵送などの費用は実費
今回受任した場合は今回の相談料は無料
着手金は、調停で決まらず訴訟となった場合も着手金の追加は無し
概ねこのような感じ
後日、弁護士との契約書を送付するので署名捺印して返送し、それまでに着手金を振り込むという事であった。
着手金自体は高額ではあったが、案外手続き自体はとても簡単で、これからは弁護士が代理で請求してくれると思うと一気に気が楽になった。
この気持ちが楽になる気持ちは、弁護士に依頼をした人間しか味わう事が出来ないなんとも言えない気持である。
弁護士への相談⑤
姉からの何の反応も無く4日が過ぎ、妻も引き連れて弁護士事務所へ出向く。
その弁護士事務所は、弁護士が代表弁護士を含めて6人いる事務所であった。通された部屋は10帖ほどの部屋で、弁護士それぞれに用意されている部屋という感じであった。
そこに現れたのが今回我々と4年もの間一緒に戦い、今では戦友とも思っている弁護士で32歳の若手弁護士である。
弁護士への相談などした事も無いし、そもそも弁護士と言う生物に会った事初めてである。
ただ、分かっている事は、1時間に5,000円取られていくということ、そして、質問内容が全然まとまっていないことである。
まずは簡単な自己紹介をし、とりあえず今までの経緯や遺言書、送付した内容証明などを見て頂いたり反応が無い事を伝えたところ、内容は大体把握していただだけたのか、弁護士からの質問が増えてくる。
弁護士に相談して分かった事は
1.公正証書遺言の無効を争う場合はかなり難しい事、
2.姉が遺言執行者となっており、いつでも遺産の処分(土地の売却や名義変更)が出来る事、
3.遺留分減殺請求をし相手が応じない場合は調停を申し立て、それでも解決できなければ訴訟となる事、
4.いきなり訴訟ではなく、家庭問題での争いは調停前置主義と言って訴訟の前に調停を一旦しましょうという司法上のルールがある事。
そこで重要なのは、弁護士は、依頼者である我々が目標とする希望を目指し、我々の利益を最大限守れるよう弁護活動をしてくれるという事だ。
今回の件で言うと、遺言書の無効を訴えるのか、遺留分減殺請求をするのか、何とか話し合い和解にするのかなど、さまざまな選択案がある。それを選ぶ事が出来るのは我々依頼人である。
っていうのは建前で、それまでに我々の行動で選べれない部分がある事を暗に教えてもくれるし、負ける可能性が高い場合は弁護士もやりたくないのが本音だろう。
例えば、我々が「遺留分減殺請求」を相手に通知している為、今回はそれでいきましょうかなど、実際は可能性のある分野に上手く誘導してくれた印象である。
その弁護士事務所は、弁護士が代表弁護士を含めて6人いる事務所であった。通された部屋は10帖ほどの部屋で、弁護士それぞれに用意されている部屋という感じであった。
そこに現れたのが今回我々と4年もの間一緒に戦い、今では戦友とも思っている弁護士で32歳の若手弁護士である。
弁護士への相談などした事も無いし、そもそも弁護士と言う生物に会った事初めてである。
ただ、分かっている事は、1時間に5,000円取られていくということ、そして、質問内容が全然まとまっていないことである。
まずは簡単な自己紹介をし、とりあえず今までの経緯や遺言書、送付した内容証明などを見て頂いたり反応が無い事を伝えたところ、内容は大体把握していただだけたのか、弁護士からの質問が増えてくる。
弁護士に相談して分かった事は
1.公正証書遺言の無効を争う場合はかなり難しい事、
2.姉が遺言執行者となっており、いつでも遺産の処分(土地の売却や名義変更)が出来る事、
3.遺留分減殺請求をし相手が応じない場合は調停を申し立て、それでも解決できなければ訴訟となる事、
4.いきなり訴訟ではなく、家庭問題での争いは調停前置主義と言って訴訟の前に調停を一旦しましょうという司法上のルールがある事。
そこで重要なのは、弁護士は、依頼者である我々が目標とする希望を目指し、我々の利益を最大限守れるよう弁護活動をしてくれるという事だ。
今回の件で言うと、遺言書の無効を訴えるのか、遺留分減殺請求をするのか、何とか話し合い和解にするのかなど、さまざまな選択案がある。それを選ぶ事が出来るのは我々依頼人である。
っていうのは建前で、それまでに我々の行動で選べれない部分がある事を暗に教えてもくれるし、負ける可能性が高い場合は弁護士もやりたくないのが本音だろう。
例えば、我々が「遺留分減殺請求」を相手に通知している為、今回はそれでいきましょうかなど、実際は可能性のある分野に上手く誘導してくれた印象である。
姉からの反応④
内容証明送付3日後、郵便局より内容証明の配達証明がはがきで届く。
という事は確実に姉に届いているという事だが姉からは何の反応も無い。
勝手な想像であるが、姉もこんな通知もらってどうすればいいのか分からないのであろう。
なんせ、送っている本人らすらどうなるのか分かっていないのだから。
こうなると、民間での争い事のプロである弁護士へ相談する事に決めた。
弁護士とかかわる事の無いような人生であった為、弁護士がどこにいるのかすらも知らないが、地元ではなくチョット離れた町の弁護士事務所に連絡する。
弁護士事務所へ相談の予約を取る際、どういった内容の相談であるか、利益相反とならないよう、私の名前やきょうだい、今回相手となる姉の名前などをフルネームで尋ねられ、相談料は1時間5,000円であった。
正直、スマホで調べていた都会の弁護士事務所の相談料と比べると安いので、「大丈夫なのかな?この弁護士事務所」と思ったのが正直なところである。
弁護士への相談は4日後となった。
という事は確実に姉に届いているという事だが姉からは何の反応も無い。
勝手な想像であるが、姉もこんな通知もらってどうすればいいのか分からないのであろう。
なんせ、送っている本人らすらどうなるのか分かっていないのだから。
こうなると、民間での争い事のプロである弁護士へ相談する事に決めた。
弁護士とかかわる事の無いような人生であった為、弁護士がどこにいるのかすらも知らないが、地元ではなくチョット離れた町の弁護士事務所に連絡する。
弁護士事務所へ相談の予約を取る際、どういった内容の相談であるか、利益相反とならないよう、私の名前やきょうだい、今回相手となる姉の名前などをフルネームで尋ねられ、相談料は1時間5,000円であった。
正直、スマホで調べていた都会の弁護士事務所の相談料と比べると安いので、「大丈夫なのかな?この弁護士事務所」と思ったのが正直なところである。
弁護士への相談は4日後となった。
内容証明郵便③
とにかく、通知方法は分かったので、通知内容を考える。
要点はとても簡単で、タイトルに「遺留分減殺請求通知書」と書いて、受取人に姉の名前を書く、そして、内容に、遺留分を侵害しているから、遺留分減殺請求権を行使しますと書き、通知人として自分の名前を書くだけでいい。
ただそこでチョット気になってくるのが内容証明郵便の送付方法である。
用紙の大きさや記載する用具は何でも可能ではあるが、文字数や行数での縛りがある内容証明の利用条件。
そして配達証明まで付けると意外と料金も高い。
一通増えるごとに260円も増えるのである、何とか一枚で済ませたいと考えるのが貧乏人の性なのだろうか。微妙に高すぎてチョットイラっとする(笑)
そして、きょうだい3人分まったく同じ内容の通知書が出来上がり、後は送るだけとなったが、とりあえず、きょうだいに内容は知ってもらっておこうと、FAXを送付する。
すぐ返事もあり、内容は確認したとの事だった。
ただ、一人の兄から、現金はいらないので、遺留分の対価として、遺産である土地に自身の持分を登記せよと入れてくれと言い出し、その兄の通知書だけ作り直す羽目となり。
内容証明も2ページに渡り案の定260円も追加でかかってしまった。
しかしこのたった260円の追加と通知内容の変化によって、約4年後の結果が大きく変わる事を、我々きょうだいはもちろん、変更を言い出した兄自身、知る由もなかったのである。
要点はとても簡単で、タイトルに「遺留分減殺請求通知書」と書いて、受取人に姉の名前を書く、そして、内容に、遺留分を侵害しているから、遺留分減殺請求権を行使しますと書き、通知人として自分の名前を書くだけでいい。
ただそこでチョット気になってくるのが内容証明郵便の送付方法である。
用紙の大きさや記載する用具は何でも可能ではあるが、文字数や行数での縛りがある内容証明の利用条件。
そして配達証明まで付けると意外と料金も高い。
一通増えるごとに260円も増えるのである、何とか一枚で済ませたいと考えるのが貧乏人の性なのだろうか。微妙に高すぎてチョットイラっとする(笑)
そして、きょうだい3人分まったく同じ内容の通知書が出来上がり、後は送るだけとなったが、とりあえず、きょうだいに内容は知ってもらっておこうと、FAXを送付する。
すぐ返事もあり、内容は確認したとの事だった。
ただ、一人の兄から、現金はいらないので、遺留分の対価として、遺産である土地に自身の持分を登記せよと入れてくれと言い出し、その兄の通知書だけ作り直す羽目となり。
内容証明も2ページに渡り案の定260円も追加でかかってしまった。
しかしこのたった260円の追加と通知内容の変化によって、約4年後の結果が大きく変わる事を、我々きょうだいはもちろん、変更を言い出した兄自身、知る由もなかったのである。
遺留分請求の通知②
葬儀の翌日、姉以外のきょうだいでの会議が始まる。
兎にも角にも姉は、遺言書の通りにするとの姿勢は崩さないのであるから、姉以外のきょうだいは遺留分の請求をするしか手立てはないとの結論に至り、その通知書の作成を私が引き受ける事となる。
通知書の作成を引き受けたものの、書き方や通知方法は当然知らない、スマホやパソコンで調べる事となる。
遺留分請求の通知方法
1.基本的には相手に対し伝えるだけで良いが、聞いていないとかも通知を受け取っていないと言われる事が無いよう、配達証明を付して内容証明郵便で送る事が良い。
2.相手に対し遺留分が侵害されているから遺留分減殺請求権(いりゅうぶんげんさいせいきゅうけん)を行使するとを伝える
3.その際に侵害されている物や金額を詳しく書く必要は無く通知だけで良い。
4.その通知期限は、侵害されている事を知ってから、1年以内に権利を行使して通知しなければならず、侵害を知らなくても10年で行使出来なくなる。
上記の内容を私の件と照らすと、1年以内に姉に対し、きょうだいそれぞれの名で「遺留分減殺請求の通知」を内容証明で送る。となる。
兎にも角にも姉は、遺言書の通りにするとの姿勢は崩さないのであるから、姉以外のきょうだいは遺留分の請求をするしか手立てはないとの結論に至り、その通知書の作成を私が引き受ける事となる。
通知書の作成を引き受けたものの、書き方や通知方法は当然知らない、スマホやパソコンで調べる事となる。
遺留分請求の通知方法
1.基本的には相手に対し伝えるだけで良いが、聞いていないとかも通知を受け取っていないと言われる事が無いよう、配達証明を付して内容証明郵便で送る事が良い。
2.相手に対し遺留分が侵害されているから遺留分減殺請求権(いりゅうぶんげんさいせいきゅうけん)を行使するとを伝える
3.その際に侵害されている物や金額を詳しく書く必要は無く通知だけで良い。
4.その通知期限は、侵害されている事を知ってから、1年以内に権利を行使して通知しなければならず、侵害を知らなくても10年で行使出来なくなる。
上記の内容を私の件と照らすと、1年以内に姉に対し、きょうだいそれぞれの名で「遺留分減殺請求の通知」を内容証明で送る。となる。
父の死亡①
平成○○年10月○○日父が死亡し、葬儀が終わった夜の事。
姉より父から預かっている物があるときょうだい全員の前で公正証書遺言を手渡される。
大雑把に内容を説明すると、姉に遺産の全てを渡すとの内容であり、遺言執行者も姉であった。
その内容に姉以外のきょうだいは大激怒、葬儀後のしんみりとした雰囲気とは打って変わり、殺伐とした空気が漂った。
なぜなら、父が生前に口頭で自分の資産の分配を皆に告げていたからである。
姉自身は遺言書の通りにするとの姿勢は崩さず、皆その場で解散となったが、私を含めきょうだい眠れない夜を過ごしたと思われる。
そしてその日から、姉とその他のきょうだいとの4年弱にも及ぶ骨肉の争いの火蓋が切って落とされるのである。
登場人物
父
母
兄1
兄2
姉
私
姉より父から預かっている物があるときょうだい全員の前で公正証書遺言を手渡される。
大雑把に内容を説明すると、姉に遺産の全てを渡すとの内容であり、遺言執行者も姉であった。
その内容に姉以外のきょうだいは大激怒、葬儀後のしんみりとした雰囲気とは打って変わり、殺伐とした空気が漂った。
なぜなら、父が生前に口頭で自分の資産の分配を皆に告げていたからである。
姉自身は遺言書の通りにするとの姿勢は崩さず、皆その場で解散となったが、私を含めきょうだい眠れない夜を過ごしたと思われる。
そしてその日から、姉とその他のきょうだいとの4年弱にも及ぶ骨肉の争いの火蓋が切って落とされるのである。
登場人物
父
母
兄1
兄2
姉
私
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